Home > 特集記事 > いま注目の資格 vol.1
いま注目の資格 Vol.1
〜 シスコと LPIC の両資格を取得して、頼られるインフラ系エンジニアに 〜
インターネットは、今や私達の生活を支えるインフラの1つです。Web サイトをはじめ、メール、メッセンジャー、IP 電話などのコミュニケーションや、音楽・映像などのマルチメディアに、インターネットを通したサービスが一般的に利用されています。このようなインターネットをベースにしたサービスにさまざまな技術が使われるため、その開発やサポートの現場では幅広い分野に精通した IT エンジニアが求められています。今回は、IT エンジニアの中でも、ネットワークやサーバ、OS、セキュリティといった、ビジネスの基盤となる設備を担う 「インフラ系エンジニア」 のケースをテーマに、さまざまな企業からお話を伺います。
|
第 1 回は、ネットワーク資格として企業から最も高い評価を受けている、シスコシステムズの技術者認定制度について、シスコシステムズ合同会社 トレーニングビジネスデベロップメントマネージャー 岡 邦子 氏からお話を伺いました。みなさまのキャリアパスのヒントになることを願っています。 |
シスコ技術者認定 = 現場で活躍できる能力の証明
ピアソンVUE(以下、VUE):シスコが技術者認定を創設した経緯について教えてください。
岡 邦子 氏 (以下、岡 氏):1993 年、PC やインターネットの普及に伴い、ネットワークエンジニアがネットワークの技術をサービスとして他社に提供するというビジネスが普及するようになりました。その際、優れたエキスパートレベルのエンジニアの存在を証明するための指標として、シスコはシスコ技術者認定の最高エキスパートレベルである CCIE を開発しました。
日本では、 1994 年に開始され、その後徐々に世界中に拠点を増やし、現在は 10 拠点にて実施されています。ネットワークエキスパートレベルの技術能力を図る資格として、世界中で評価いただいている資格制度です。その後、市場の変化にあわせて 1997 年にネットワークの設計能力を図る CCDA や、ルータやスイッチの基本的設定や運用能力を図る CCNA を開始し、現在では 4 段階の難易度レベル、7 分野設定しシスコ技術者認定制度を実施しています。
VUE:試験の出題形式を教えてください。
岡 氏:真のネットワークエンジニアとしての実力を確認するために、試験は記述式やドラック & ドロップ形式で技術力を問う選択問題の他に、シナリオの課題を達成するようにコマンドを入力するシミュレーション型、また CCIE では実機を使ったラボ試験、といった実際に業務上で行うスキルを図る問題も取り入れています。試験合格者が現場で活躍できる力を持っていることを証明できるよう、シスコ技術者認定の価値向上に努めています。
VUE:取得した資格は、永久に有効ですか。
岡 氏:いいえ、一定の有効期間を定めています。技術や市場のニーズは、日進月歩で変化していますので、シスコ技術者認定を保有している方が常に最新の知識と技術を保有していることを証明できるように、シスコは認定試験のバージョンを一定の期間で更新しています。そのため、シスコ技術者認定のほとんどの試験では 3 年間、CCIE と Specialist と呼ばれるパートナー (販売店) 向けの試験では 2 年間の有効期間を定めています。有効期間を延長するには 「再認定」 を受ける必要があり、「再認定」 の条件は資格によって異なります。これらの仕組みによって、シスコ技術者認定を保有している方は、最新の技術を保有していることを証明することができます。 |
|
キャリアチェンジ、キャリアアップに有利なシスコ技術者認定
VUE: どのような方が受験されていますか。
岡 氏:やはり、ネットワークエンジニアの方々がご自身のレベル、現在の実力を図るために受験されることが多いようです。また、学生の方々が就職のために受験されるケースも多くあります。その他ここ数年は、「IT エンジニア」 という肩書きに憧れて、トレーニング受講を経てシスコ技術者認定取得、そして IT (ネットワーク) 業界に就職される方や、昨今の不況でも求人率の高いネットワーク業界への転進のために受験される方もいらっしゃるようです。ある派遣社員の方からは、シスコ技術者認定取得後に仕事の選択肢が増えたと聞きました。そのような方々の経験が、未経験の方々の受験も喚起しているようです。 |
現場では、幅広い知識が求められている
VUE:近年、受験者にどのような傾向がありますか。
岡 氏:ネットワーク以外の分野に特化したエンジニアが、シスコ技術者認定を取得されるケースが目立つようになりました。たとえば、Linux の認定資格、LPIC (Linux Professional Institute Certification) を保有するエンジニアの多くが、より幅広い知識を習得するためにシスコ技術者認定を取得されるケースも多いようです。逆にシスコ技術者認定保有者であるネットワークエンジニアが、弊社シスコ製品の検証時に、Linux の知識を使って設定する場合もあるため、ネットワークエンジニアが LPIC を受験する場合もあるようです。 |
最初に目指すのは CCNA
VUE:未経験の方が、最初に目指すべき資格を教えてください。
岡 氏:未経験の方にシスコがお奨めする資格は、アソシエイト (初級) レベルの CCNA です。CCNA 取得のために学習して得たものは、ネットワーク技術を理解するための基盤となるため、受験者や企業にたいへん人気があります。
CCNA 取得には 2 通りの方法があります。ひとつは、CCNA と呼ばれる試験番号 840-802 試験 1 つに合格、もう 1 つは ICND1 640-822 試験と ICND2 640-816 試験の 2 つに合格する方法です。ICND1 試験 と ICND2 試験は、CCNA を取得するために用意されている 2 つの各トレーニング終了後に受験可能となるよう、CCNA 試験内容を 2 つに分けたものです。ICND1 試験に合格すると、CCNA の 1 つ前のエントリー (入門) レベル、CCENT (シーセント) 資格を得ることができます。CCNA が難しいと感じる方には、まず CCENT を目指すことをお奨めします。
|
シスコ技術者認定にぜひチャレンジしてください
現在ネットワーク業務に携わっているスペシャリストの方にはより高度なプロフェッショナル / エキスパートレベルへのチャレンジを、IT 全般の幅広い知識が問われる IT エンジニアの方にはまずアソシエイトレベルへのチャレンジをお奨めします。キャリアアップに、シスコ技術者認定の取得をご検討ください。
また、ネットワーク、ひいては IT 未経験の方でも、興味だけで資格を取得されている方が増えています。まだまだエンジニアの数は不足していますので、これから何をしようか迷っている方は、CCNA を取得してエンジニアのキャリアをスタートされてはいかがでしょうか。
シスコの Web サイトでは、シスコ技術者認定や認定試験についての情報が掲載されています。詳しくはこちらをご参照ください。
シスコでは現在、アドバンストテクノロジーエリアの資格、CCNA Security, CCNA Voice, CCNA Wireless リリース1周年を記念して、キャンペーンを開催しております。詳しくはこちらをご参照ください。 |
|