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ITSSスキル標準とは
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ITSSスキル標準は、下記のように定義されているものです。
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| ITスキル標準は、各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、
産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「辞書」(共通枠組)を提供しよう
とするものである。 |
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ITサービス企業(情報システム部門を持つ一般企業を含む): |
企業戦略に沿った戦略的な人材育成・調達を行う際の目安となる。
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| ◆ 各種教育・研修サービス提供機関 (高等教育機関を含む): |
教育・訓練プログラムの提供に際して、いかなるスキルの向上を図るのかを客観的に提示する際の指標となる。
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| ◆プロフェッショナル個人: |
自らのキャリアパスのイメージを描き、その実現のために自らのスキル開発をどのように行うべきかを判断する指標となる。
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| ◆行政: |
効果的なIT人材育成支援策を展開する上での指標となる。また、政府調達において、自らが必要とする人材の能力を判断する指標とすることも想定しうる。
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スキル標準は、これらのプロフェッショナルの成長・育成に関連する様々な主体が、有機的な連携を図る上で
必要な
辞書的な機能を持つことを目指すものである。 |
経済産業省 情報処理振興課より |
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| それでは、現在日本国内の企業において、このITSSスキル標準はどのくらい認知されているでしょう。 |
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ITSSユーザ協会について |
ITSSユーザ協会は下記のように、ITスキル標準をより普及させるために発足された協会です。
活動方針は下記のようなものになっています。 |
ITスキル標準の実践的普及 →日本のIT技術者の
あり方を変える
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●企業のIT人材育成やスキル評価指標として具体的に実践活用する。
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●ITSS活用者の立場から、スキル育成・管理に関する問題意識を共有し、その解決策の討議、普及を図る。
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●IT業界の人材に求められる個々のスキルやキャリアパスを、ITSSをベースにした参照モデル(テンプレート)として再利用可能な資産とする。
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| ●ITSSに基づくスキルアセッサーの養成・支援体制を確立する。 |
●人材育成研修とスキルの相関関係を明確にし、研修品質の向上と効果的な研修の選定を図る。
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現在のIT市場について |
IT市場においては今まで明確な指標を持たなかったため、 ○IT関連企業から見て
企業戦略やビジネスドメインから、どのようなスキルを持った技術者で構成される職種が、それぞれどのくらいの割合で必要か。また、
将来の企業戦略からそれらをどのように移行していけばいいか。
○教育機関から見て
企業の実務スキル要求、即戦力要求に対応できる人材をどう育成すればいいか。人材にどういった指標を提示し、
目標を明確にさせればいいか。
○IT技術者個人から見て
自分の現在の実力はどのくらいか。
将来どのような技術者になりたいか。そのために何をすればいいか。
○ITサービスを受けるユーザ側から見て
ITベンダーから出てくる技術者の資料や、見積り根拠などがまちまち。 期待した人材か詳しい事前評価がしにくい。
といった課題をかかえていました。 そこで、ITSSユーザ協会では、これらの課題に対して、課題をブレイクダウンし、対応策を検討しています。
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スキル取得について
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ITSSユーザー協会では、ITSSを活用サイドから見てさらに使い易くするためにスキル定義を、詳細・補完する作業をしています。ITエンジニアが自分のゴールをITSSのマトリクス上で、どこに持っていくかを決めることにより、そのために具体的に何をするべきかを認識することができるわけです。その定義されたスキル項目をカバーする資格についても、明確に定義されているため、さらに具体的になっています。
ITSSユーザ協会の考える4つの「スキル構成要素」は下記の通りです。
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【業務知識/経験】
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プロフェッショナルとしてITサービス顧客やプロジェクトメンバ、パートナ及び所属する企業等に対して、高い価値を提供するには提供する相手の業務を知る必要がある。これは顧客の業務を行うことができるほどに精通しているということでなく顧客の現状とあるべき姿の間にあるギャップを把握して必要なITによるサービスを提供する上で必要な業務経験・知識という意味合いである。
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【業界知識/経験】
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業界知識/経験も業務知識/経験と同様だが、業界の動向や規制、法律そしてルールなどもITサービス提供を行う上で必要となる場合があるので定義している。業界の分類は総務省の日本標準産業分類を用いて網羅的なものにする。
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【要素技術】
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要素技術はメソッド、ハードウエア、ソフトウェア、データベース、ネットワークそしてセキュリティに分類して行った。要素技術のスキルはソフトウェアなど個別の製品に依存することが多いため個別スキルまで詳細化するものも含めた。また技術者がスキルの有無を判別しやすいように個別スキルを質問して棚卸を行う方法を取る。
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| 【遂行能力】 |
遂行能力はネゴシエーション、コミュニケーション、リーダーシップなどの人間系スキルと経営戦略策定から開発そして運用・保守までのライフサイクルを通したフェーズで発生するタスクを遂行するためのスキルを網羅する。
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IT資格について
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IT資格はそれを取得すればITSSのレベルいくつかに直結するわけではありません。
先ほどの通り、その資格がカバーしているスキル項目を明確にしているので、当面の目標をたてるのに大変分かり易くなっています。日本では企業も資格の取得を奨励し、個人もそれを目標として努力してきました。これは素晴らしい事です。それをITSSがさらに根拠付けることになっていけば、今までの努力も生きてきますし、これからの目標も明確になるわけです。
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注目するIT資格について
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Microsoft, Cisco, Sun, Oracle といった従来のベンダー資格はもちろん、ベンダーによらない国際的な標準資格であるCompTIA,
LPI, CIWなどは引き続き注目すべき資格です。
また、新しい資格では、昨年度末に誕生したUML資格(UMTPのUMLモデリング技能認定資格やUTI-JapanのUML技術者認定資格)に注目しております。欧米での普及率に比べ日本ではまだまだですが、システム構築における要素技術としてスタンダードになりつつあります。エンドユーザの受け入れが大きなポイントになると思われますが、ITエンジニアとして注目し、その技術を身に付けることは必須になると考えております。
ITSSのスキル定義に、上記の様な注目資格と連携を今後検討していきたいと考えております。
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人材育成について
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国が共通の基準を出してくれたことは大変大きな功績であり、高く評価できます。
ただし活用できるようにするのは、我々活用サイドの重要な役目であると考えています。
また、ITSSは万能ではなく、人材育成のためには、企業戦略を具現化するには、プロジェクトを成功させるには...など様々な局面でトータルに検討していく必要があります。何が不足しているか何をしなくてはならないかを、調査・研究していくのも我々活用サイドの使命であると考えています。
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ITSSは手段の一つです。しかし、個人スキルを共通基準で具体的に表現できるものであり、今までにはない画期的なものだと言えます。
ITSS普及の第一歩は踏み出せたかと感じていますが、ステップアップするための次のキ−ワードは「調達」です。
調達と言っても、エンドユーザからの調達だけではなく、戦略に沿った企業の組織体制を 作るための調達もあり、プロジェクトの体制作りのための調達もあります。
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ITSS普及の大前提
「適切な調達基準」
―企業戦略に沿った組織能力が発揮できる組織作りのため
―プロジェクトを効率的、効果的に推進し成功に導く体制作りのため
―エンドユーザが効率的、効果的にシステム調達・要員調達するため
「適切な評価」
―企業として
―教育機関として
―エンジニア個人として
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| この次のステップこそ、ITSSを普及させるために強力に推進しなければならないものだと
確信しております。 |
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